パドリング

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サーフィンにパドリングが欠かせない

サーフィンとは、パドリングに始まり、パドリングに終わります。サーフィンの上達には、欠かせません。重要なのですが、初心者サーファーには、なかなか理解してもらえない。そして、中級者でも理解していないサーファーが多い。

なぜ需要なのか?

サーフィンとスノーボードの違いは、板が勝手に滑るのか、自ら滑らすのか、の違いにあります。スノーボードだと、山の斜面に立てば、勝手に板が滑り出します。麓まで降りるとリフトに乗って山の頂上まで登って滑り降りてきます。

サーフィンは、勝手に滑ってくれません。板を滑らすには準備が必要なのです。その準備が「パドリング」です。

筋トレの重要性

パドリングで板が走り出す能力のことをパドル力といいます。そして、それらを生み出す肩や腕周りの筋肉を総称して「パドル筋」といいます。パドリングの上達には、パドル筋を鍛えるパドル力を高める「筋トレ」が欠かせません。

海に行けば鍛えられるよ。確かにその通りで、海で三日間ほどサーフィンすれば、パドル筋はすぐに増えます。パドリングで進む速さが格段に速くなります。ただ、三日間とは言いますが、連続して三日間です。そんなに海に行けないでしょ?そこで、必要になってくるのが、パドリングの筋トレなのです。

パドルはクロールと同じ

目次

  1. パドリングの練習方法
  2. サーフボードの下で流れを作る
  3. 筋トレのやり方
  4. まとめ

パドリングの練習方法

サーフィンのパドリング動作は、水泳のクロールと同じようなものです。水を捉えやすくする為に、若干、手を開きましょう。

パドルの手順

1、左手をノーズの横の海面に入れる。
2、入れた手をサーフボードの下をくぐらすように動作させ、テール側に持ってくる。
3、と同時に、反対側の手をノーズの横の海面に入れる。
4、後は、これの繰り返しです。

肩をゆったり

リラックスし肩に力を入れない。一生懸命パドリングをしようとして、バランスが悪くなる。肩より腕が上がると疲れやすくなり、肩回りの故障の原因になります。

頭を振らない

頭の位置を固定する。頭が左右に揺れるとサーフボードに抵抗が生じて、前に進む力が削がれてしまいます。これは、意識すると変わってきます。「頭をサーフボードの中心に置いて固定する」

水を掴むように

水をつかんで後方へ投げる。軽く掴む。コツとしては豆腐を持つように、やさしくやさしく。

手は軽く開く

手の形は、きっちりと開いた「パー」ではなく、やや開き気味の力の入っていない「パー」。すべての指をくっ付けて閉じた手の形にしようとすると、どこかに力が入ってしまう。自然な状態の手の形が一番いい。

文章で書くと、なんだか難しく感じますが、サーフィンのパドリングは慣れです。海に行って、パドリングをする内に、どんどん上達します。なので、どんどん練習しましょう。海に行けないときには、自宅でパドリングの筋トレをしよう。筋トレをするとパドリング力が上がるので、波を取れる回数が上がります。

パドリングで流れを作るように

何も考えずにパドリングをすると勿体ない。いかにサーフボードが早く進むのかを考えて腕を動かさないと効率が悪くて。疲れるだけ。最小の労力で最大の推進力を手に入れる。

水中に入れた腕をどのように動かすか?

サーフボードの下で腕を動かす。この動作によって、サーフボードの下で流れを作ってあげます。すると、サーフボードが前へ前へと進んでくれるようになります。

サーフボードの下を腕が通過しないでパドリングをすると、掴んだ水を最大限に生かすことができない。水が上下左右に漏れてる状態。漏れるのをサーフボードで防ぐようにすると、推進力が上がります。

筋トレのやり方

持久力を上げる筋トレが必要

陸上で100mとフルマラソンの選手の筋肉の付き方を比べると違いがあると思います。短距離のアスリートは、瞬間的な爆発力が必要ですが、長距離の選手は、長く続く持続力「持久力」が必要です。使う力が違うので筋肉の付き方も変わってきます。

答えは出てますが、サーフィンに必要なパドリングには、持久力が必要です。海に入ったら、2時間は当たり前。その間、30分ほどはパドリングをすることになります。それに耐えられるだけの持続力が必須。なので、持久力をメインに据えた筋トレをします。

低負荷で筋トレ

持久力が必要なので、高負荷よりも低負荷の筋トレを行います。負荷をどれぐらいにするのか?片腕に500gほどのおもりが適当ではないでしょうか?あまり重すぎると、故障の原因になりますし、付く筋肉も変わってきます。慣れてきたら1kgがおススメ。

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時間を長めに筋トレ

持久力を上げるには、低負荷で長時間がセットになります。10分より長い時間をかけてパドリングの動作を行います。テレビを見ているながら時間を有効活用して、パドリングの筋トレに当てると最高です。

まとめ

パドルは、本当に重要です。海に行けば自然と練習することができます。でも、海になかなか行けないサンデーサーファーは、本当に深刻なんです。なかなかパドリング力が付かない。

なかなか鍛えられない

パドリングで疲れが出るのは、どこかに力が入っている証拠。などと言うサーファーがいます。それは、ある意味で正解。でも、半分以上は不正解。そもそも、筋肉がなければ、腕を回すことさえできない。

パドリングで疲れない人は、ほぼほぼ毎日のようにサーフィンをやってて、それにふさわしい筋肉があるから。たまにしか、サーフィンをしないサーファーがその域に達するには、たぶん無理だろう。なので、なかなか鍛えることができない。どうすればいいのか?筋トレしか方法はありません。

すぐに筋肉が落ちる

海に行ってパドルをすれば、鍛えることはできます。でも、海から帰ってきて日常に戻るとすぐに、筋肉が落ちます。そして、次の週末ぐらいなら問題ないけど、間隔があくと元の木阿弥。元通りの筋肉になってしまう。

なぜ、パドル筋がすぐに落ちるのか?それは、普段の生活でパドル筋を使う機会がまったくないから。日本人は、引く力よりも押す力のほうが強い。ベンチプレスなんかが押す力なんだけど、日本には世界チャンピオンがいるのも納得。でも、パドリングは引く力が必要。

では、どうするのか?何度も言うようだけど、自宅での筋トレしかない。筋トレでパドリング力を上げて、海で実践するのみ。きちんとすれば、効果てきめんです。疲れないし、スピードが違います。ながら時間を使って効果的に筋トレだ。

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