フリーバケツに水を入れる
ウェットスーツを入れて水洗い。ジャブジャブ洗います。主に、砂と潮を洗い流すためです。この段階では洗剤は入れません。水だけで洗います。
浸け置き
洗う前に洗剤とともに浸け置きすると洗う時間を短縮できます。時間がない方は、浸け置きは省いて後の工程にすすんでください。
写真のように重石をしていないとウェットスーツは浮力があるので浮いてしまいます。
フリーバケツに水と洗剤を入れる
洗剤を入れて水を入れて、洗剤を溶かします。泡立てます。それから、ウェットスーツを入れます。ジャブジャブ洗います。そして、ここからが洗い方の肝です。足踏みするように洗います。バランスを崩すと危険なので何かにつかまりながら。行進するように、1、2、1、2。と、リズミカルに。5分ほどで。汚れてなかったり、波乗り中に失禁していないなら3分ほどでオッケーです。
「いやいやいや、ダメでしょ。ウェットスーツは手洗いでゆっくり押すように洗わないと。ゴムが痛むよ。」と、常識のあるサーファーからのお声が聞こえてきそうです。ですが、あえて言います。あの洗い方ではウェットスーツはしっかりと洗えません。あの洗い方で、きちんと洗おうと思ったら30分も40分も時間が必要です。そして、疲れます。そんな無駄な時間はありますか?ウェットスーツを洗うだけにそんなに時間をかけてられない。明日は仕事があるんだ。タイムイズマネーだと。
たしかに、踏み洗いはゴムを痛めるかもしれません。でも、何もしなくてもゴムは痛んでるんです。一日一日と痛んでいって、そのうちに使い物にならなくなります。踏み洗いによるゴムの劣化と普通の劣化にそこまでの違いがあるとは思えません。
実際に、私自身のウェットスーツでこの洗い方をしてきましたが、そこまでゴムの劣化が早くなったようには見えません。むしろ、きちんと洗えていることによるメリットのほうが大きいと思います。
踏み洗いをすると水がこんなに汚くなります。これが、汚れです。
注意
洗剤は適量。洗剤の量は多すぎても少なすぎても良くありません。少ないとウェットスーツがきちんと洗えません。多すぎると、すすぎの回数が多くなります。洗剤のパッケージに洗剤の量について書かれていますので、それに従ってください。多いよりは少ないほうがましですが、適量でウェットスーツを洗うほうが早くに作業が終わります。
何度も水を変えて洗う
洗剤を入れて洗い終わったら、水洗いです。水洗いで、洗剤と潮と皮脂などの汚れを流していきます。ここでも踏み洗いを忘れずに。何度も水洗いを繰り返していると、最初のうちは、水が泡立ったり汚れていたりします。それが、徐々にきれいになっていきます。ほぼ水の濁りがなくなったらすすぎが終了です。
注意
すすぎの工程は重要です。きちんとすすがないと洗剤が残ってしまいます。そこから嫌なにおいを発したりするのです。しっかりとすすいで水の濁りが無くなるのを確認しましょう。
なんどもすすぎを繰り返すと水が汚れなくなってきます。これぐらいが目安です。
ウェットスーツの洗い方で一番重要だといってもいいのが「すすぎ」です。洗剤などが残っていると臭いの原因やウェットスーツの劣化につながります。
リンスに浸け置き
水洗いできれいになったら。最後にリンスで浸け置き。この工程は、普段は省いても問題ありません。ただ、ウェットスーツを仕舞う際や、たまにはリンスで浸け置きをしておくと、ウェットスーツの寿命が延びます。
消臭成分に浸け置き
消臭成分が配合された粉末で浸け置きすると、匂いの軽減や汚れの低下、次に洗う時の時間であったり手間などを減らすことができます。水に混ぜるだけなので簡単です。1日か半日ほど浸け置きします。消臭成分「ウェットクリア」。
陰干し
ウェットスーツは陰干しが基本です。できれば、風通しのいい場所で陰干しをしてください。風があると乾くのが早いです。裏面が乾いたら表面に裏返して、さらに返して。内も裏も乾かすように。股間や首周りが乾いていないことがあります。きちんと手で触って確認するように。