サーフボードを飛行機に載せるときにどのように梱包するのか

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サーフボードのノーズガード

行き先は海外なのか国内ないのか?

まずはこの問いにお答えください。「行き先は、海外ですか?国内ですか?」

サーフボードを飛行機に乗せるときの梱包の仕方が、行き先が海外なのか国内なのかによって大きく違ってきます。というのも、国内空港と海外の空港ではサーフボードの扱い方に大きな違いがあるからです。はっきり言って「海外の空港ではサーフボードは雑に扱われます」。他の荷物でも同じように雑に扱われます。放り投げます。乱雑に積み上げます。踏みます。

これは、経験から言えることでもありますし、海外で知り合ったサーファーから聞いた話でもあります。また、海外の空港でサーフボードが雑に扱われているのを見たことがあるから言えることです。

そして、国内空港ではサーフボードはある程度、丁寧に扱ってくれます。雲泥の差です。

ですから、飛行機の行き先が海外であるのか?国内なのか?によって、サーフボードの梱包のやり方は変わってきます。

必要なもの

プチプチ

通称「プチプチ」。荷物を包むときに一般的に使われるビニールでできたアイツです。プチプチを潰すとストレス解消になるとかならないとか。

プチプチの大きさは、縦が、サーフボードの横幅よりも「10cm長め」、長さは、サーフボードの長さの「5倍」ぐらい。これぐらいあれば、余裕をもってサーフボードを梱包することができます。


ハードケース

サーフトリップに行くなら持ってたほうがいいと思います。出来れば、少し高めの生地が分厚いほうが安全です。サーファー仲間がいれば、借りることもできます。


ビニールテープ

プチプチを止めるのに使います。ガムテープよりもビニールテープのほうが使い勝手がいいです。ガムテープだとプチプチをサーフボードからプチプチを剥がすときに破れて使い物にならなくなり、帰りの飛行機に乗せるときに後悔することになります。

ノーズガード

サーフボードの自作ノーズガード

これは、自作しました。サーフボードのノーズは壊れやすいです。プチプチだけだと心もとないのでノーズガードはあったほうがいいです。自作できます。段ボールで作ってます。

テールも壊れやすいです。同じように段ボールで補強すると壊れる確率が下がります。

国内へサーフトリップに行く場合

特に神経質になる必要はありません。国内へのサーフトリップへ行くのに飛行機にサーフボードを乗せたことがあるサーファーに話を聞きましたが、「壊れた」という話を聞いたことがありません。

梱包した状態のサーフボードを見ましたが、普通のやり方です。厳重ではありません。プチプチを軽くまくだけでした。サーフボードの梱包のやり方は「海外編」を見てください。

海外へサーフトリップに行く場合

本題はこちらです。海外へ行く場合。これは、航空会社が日系であろうが、外国資本であろうが変わりません。きちんと梱包する必要があります。海外に着いて、サーフボードを出した時に泣きを見ないためにも、きっちりとサーフボードの梱包のやり方をマスターしましょう。何度でもやり直し可能です。納得いくまでやりましょう。

1,ワックスを剥がす

まずはじめに、サーフボードに付いているワックスを剥がします。ワックスを剥がすことってありますか?あまりないと思いますが、知らない間にクラッシュしていることがあります。それを確認する意味もありますが、一番の違いは、国内の海と海外の海の海水温の違いで、どうせワックスは剥がす必要があります。海外に着いて剥がすのか、飛行機に乗る前に剥がすのか、どちらを選択しますか?

2,ノーズガードを装着

先にも書きましたが、ノーズガードはできれば自作してください。テールガードもあったほうがいいです。段ボールで形を作るだけなので簡単です。テールは、先端だけでいいです。

自作したノーズガードをサーフボードにハメて、ビニールテープで固定します。

3,プチプチをまく

床にプチプチを置きます。プチプチの凸凹した面が上になるように置きます。

その上にサーフボードの置きます。プチプチの先端が10㎝ほど余るように置きます。

ノーズの先端のプチプチは後で処理します。横にはみ出したプチプチを折り返してビニールテープで止めます。軽く留めるます。「ギュッ」と抑えるように留めるとサーフボードのビニールテープのノリが付くかもしれないし、プチプチが破損してしまう可能性があります。軽くです。

プチプチが浮いてるところがあると思いますので、そこもビニールテープで留めます。

プチプチをテールを起点にデッキ面に折り返します。プチプチとサーフボードを持って裏返します。

横にはみ出したプチプチを折り返しビニールテープで留めます。テールからノーズ方向に軽く引っ張りながらビニールテープを張ると弛みが無くなってきれいに仕上がります。プチプチがボコボコなっている箇所があれば、そこもビニールテープで留めます。

ノーズから10cmほどのところで、プチプチを切ります。そのプチプチをぐるっと一巻きにして括ります。

サーフボードの梱包のやり方

これをもう一回同じようにプチプチでサーフボードを梱包します。

国内へのサーフトリップのときには、1回でいいし、ノーズガードもテールガードも不要です。心配性のサーファーは付けても損はありませんよ。私は心配性なので付けます。

サーフボードの梱包まとめ

海外へ行くときの国内の移動では、サーフボードの梱包のやり方には大きな違いがあります。国内の場合は、特に神経質になる必要はなし。海外の場合は、慎重に厳重に気を付けて。サーフボードが壊れるのは、飛行機の中ではなく、海外の空港の場合がほとんど。かなり雑に扱われます。

サーフボードが壊れるのを防ぐために、ノーズガード、テールガードを作るのがおすすめ。段ボールがあれば簡単に作れます。

プチプチは、縦60cm*長さサーフボードの長さ*2の大きさがあれば、とりあえずオッケー。

ハードケースは必須。可能な限り、材質が分厚いもので。持ってない場合は、知り合いのサーファー、行きつけのサーフショップで聞いてみよう。

ワックスは剥がしておこう。どうせ、海外に着いてから剥がす必要が。海水温が違うのです。海外の滞在時間を長くするためにも事前準備は欠かせない。

梱包は難しくないが、何回か試してみるのがいい。コツをつかめばすぐにできる。海外から帰ってくるときに焦らないように、日本にいるときに何回かトライしておこう。

飛行機にサーフボードを乗せるときの梱包のやり方」を解説しました。この情報がサーファーの役に立てば幸いです。

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