九州サーフトリップ総括
大分での用事ついでに九州サーフトリップを決行することにしました。
ただ、この時期ですので、波次第であっちゃこっちゃ行って、メインは温泉ってな感じです。では、スタート。。。
家を出たのが2月4日の午前11時ごろ。目指すは広島の宮島。一度は行かないと、、、と言いながら以前に行った事はありますが、島へ渡らず、フェリー乗り場の横にある競艇で遊びました。観光客なのにそれはないですよね。
お昼の三時ごろに宮島に到着し、フェリーに乗って宮島へ渡り、しばし観光。厳島神社は、素晴らしいの一言ですね。平清盛もいい仕事しました。
宮島を後にして、向かうは山口県の湯田温泉。なかなかの泉質らしい。ネットで検索し、宿を予約してから向かうと、ホテルに着いたのが8時。受け付けで食事と温泉のリサーチをしました。食事は、海鮮居酒屋、、、まぁ、あまりお口に合わなかったかな???地のものを期待していたのだが少なかった。温泉は、その名もズバリ「温泉の森」なかなかいい感じ。スーパー銭湯風な作りですが、お湯はちゃんとした温泉。じっくり浸かって体はポカポカで疲れが吹き飛びました。
大分に今まで来た事はあったが、中津には行った事がなかった。中津と言えばから揚げで有名。こんな狭い地域に54店舗?もの唐揚げ屋がある激戦区。その中でも有名なのが「もりやま」。事前リサーチから場所を調べ上げ、行ってみると、なんと定休日。無念です。二店舗目のお店に向かおうとするが、まったくたどり着けず。三店舗目でようやくから揚げにありつけました。から揚げ「鳥しん」。まいう~~~です。ビールがあれば尚最高ですが、ドライブ中なのでご法度ですね。
国東半島の父親方の墓参りを済ませ、向かうは別府温泉の共同浴場。ナビ通りに進むと見つけました。が、駐車スペースがない。仕方なく路駐です。
タオルだけ持って、温泉へ。受け付けで100円を渡し、暖簾をくぐります。共同浴場なのでお世辞にも綺麗とは云えませんが、いい風情があります。泉質は、いい感じ。ただ、かなり熱い。温泉にしばらく浸かっていると、体が真っ赤になります。
別府には、たくさんの共同浴場がありますので、いつかゆっくりと巡ってみたいですね。
母方の田舎に到着。かなりのあばら家です。かなりの貧乏家だったようです。
恥ずかしい話ですが、三代前の当主が女で家を潰したそうです。それまでは、そこそこ裕福な家だったようですが、、、
大分県の直入町にある「長湯温泉」。向かう途中に郵便局でどこの施設がいいかリサーチすると、「御前湯」がいいとのことで行きました。
ここは、飲泉が出来ます。泉質は、「炭酸水素塩泉」でして、かなりいいお湯です。そして景色が最高で雰囲気があります。
確かにかなりの絶景でした。が、寒い。かなり寒い。強烈な横風に体温がどんどん奪われていきます。この時期に訪れるもんじゃないですね。
大吊橋からほど近い距離にあるのが、「筌の口温泉」。ただ、どこにあるかが分からないので、通りがかりの住人に教えてもらいました。写真は共同浴場の隣にある旅館の露天風呂。なかなかの風情です。が、入ったのは隣の共同浴場。こちらの露天風呂は、日帰り入浴できるようです。失敗しました。
共同浴場は施設はぼろですが、それなりの風情があり、泉質は「含芒硝重炭酸土類泉 」となってますが、なんて読むんでしょうか?何て読むかはさておきまして、かなりいいお湯でした。体の芯から温まり、肌はスベスベです。
東洋のナイアガラとも云われている「原尻の滝」。幅120m落差20m。
宮迫東石仏。国の史跡に指定されています。
たまたま、散歩途中には看板を発見しました。この土地を納めていた方が作ったようです。豊後高田市にも同じような石仏がありますが、そちらは、私の祖先が作ったようです。かなり興味がありますが、まだ行った事はありません。
稲積水中鍾乳洞。水中鍾乳洞として日本一の長さだそうです。水中はどこまでが広がっているか、未だに調査出来ずにいるようです。
穴守神社にある洞窟。母方の姓の由来になった神社だそうだ。この洞窟から大蛇の骨がみつかり、それを祭るために祠が建てられています。子宝に恵まれるようで、かなり田舎の神社なのに、他県からの車が駐車場に止まっていました。
大分県の高崎山に猿を見に行きました。高崎山には、A・B・Cの三つのグループの猿がいるようでして、この日は、C群の猿が登場。この群れのボスの名は「ベンツ」。真っ白い毛が特徴で、なんと人間でいえば100歳だそうです。年寄りでもボスの座に就けるなんて。
舞台を宮崎県に移しまして、「鬼の洗濯岩」。こんなところでサーフィンしたらサーフボードが可哀そうでんな。
それにしてもすごい景観だ。
崖の洞窟内に本殿を構える珍しい作りです。かなりの歴史を持ち、由緒正しき神社だそうです。
大堂津はウネリを交わす貴重なポイント。木崎浜などでクローズすると真価を発揮します。ウネリがシェープされるのでクリーンな波で、早い波が特徴です。いい波なんですよね。
恋が浦は、宮崎最南部のビーチ。ココまでの道のりはトリップ感を味あわせてくれます。鮮やかな花の色、切り立つ崖の景観、そして野生の猿。そうなんです、野生の猿がそれこそ大量に出没します。
アクセスが難しいので混雑とは無縁なのが嬉しい。ウネリの向きにもよりますが、ライトの波が多いのかな?レフトの波はインサイドが岩が多くて危ないみたいです。
恋が浦サーフポイントから歩いて5分ほどの好立地にある民家民宿「カントリーフィールド」
驚きの一泊二食付き4200円。この値段でどうやって利益を出すの?無理だよね~~~と心配してしまうほどの低料金のお宿です。
でも、安かろう悪かろうではありません。料理はボリューム満点の上にかなり美味しく、お部屋は清潔で味がある、なかなかこんな民宿は見たことがないです。
日南にある河口のポイント。今まで何度も見てきたが誰も入って無かったのでスルーしてきました。が、本日は日曜日。ローカルサーファーが多数入っていたので、了解を得てからお邪魔しました。
ローカル優先ですので、左端で余った波を頂く作戦。それでも、波は豊富で、かなり楽しめました。
宮崎を後にして熊本へ。その道中に桜島で一泊。温泉の魅力に引かれて「桜島シーサイドホテル」へ。
露天風呂の景観が素晴らしい。海沿い。。。この解放感。。。最高です。泉質も、湯船に付着した析出物が多いことを見ると、かなりのものだろう。
チェックアウトして車へ向かうと、車が異様に白い。近づいて見ると、ほこりまみれ。触ってみると、手が白くなる。この時点でようやく気付きました。桜島の噴煙です。火山列島日本をまざまざと見せつけられた気がします。
桜島からフェリーで鹿児島市内へ渡り、熊本を目指して車を走らせていると「名泉100泉 川内高城温泉」の看板が目に飛び込んできた。これは、行かないとね、Uターンして向かうと、寂れた温泉街に到着。
共同浴場を探すが、なかなか見つからない。ようやく見つかったのはいいが、浴室への入り口が分からない。写真を見て、どこだと思いますか?普通の感覚だと、共同浴場の看板の下だと思いますよね。。。正解は、奥の勝手口。民家の入り口かと思いました。
入浴料も、脱衣所の壁に設置された竹筒の中に入れる、シンプル?な作り。
ただ、泉質は抜群に良かったです。ぬるぬるした肌触りは、美人の湯の証。今までぬるぬる温泉で一番は島根の美又温泉でしたが、それにも勝る勢いです。看板を見つけ、Uターンしてまで入って正解でした。これだから行き当たりばったり旅は止められない。
コインランドリーで洗濯を待つ間に昼飯を食べる。ネットで調べると、近くに美味しそうな食堂を発見。
名前からして「カツ」が有名かと思いきや、カツなんてメニューにない。味噌ホルモンが有名らしい。迷わず味噌ホルモンを注文。
出てきた料理を見てビックリ、半端ない量、これで780円。。。安すぎ。でも、味は最高に旨い。特製の味噌だれを絡めたホルモンと野菜は、最高に旨い。ご飯との相性もバッチリ。これでビールを行けば、、、くぅ~~~、、、だろうけど。飲んだら乗るな飲むなら乗るな。ですね。
フェリーで鹿児島から熊本へ渡る。フェリーに乗ると、トリップ感が「グッ」と増しますね。たくさんの小島の間を抜けて熊本へ向かいます。
フェリー降り場から近くのビーチへ向かいました。砂月ビーチ。
まだ、南ウネリが入って無かったので割れるまでは行かなかったが、2サイズぐらい上がると十分波乗りが出来そうだ。ただ、真南を向いてるし、湾になっているので、波乗りできるコンディションが整うのは難しいだろうな。
熊本から阿蘇を経て大分に向かう道中に、またまた温泉の看板を見つけました。
というか、阿蘇周辺には温泉が至る所にあり、どこに入るか悩んでしまいます。こんな時は直感を頼りにします。いわゆる「ビビ」っときたのが内牧温泉。
予感は的中です。こんなに湯量の多い温泉地も珍しい。湯船には源泉かけ流しの豊富なお湯が「ドバドバ」と流れ込んでいます。そして、庭園だと思ったのは露天風呂でした。池に見えた浴槽からは、ドバドバと水が捨てられていたので、まさか露天風呂なんて思わないですよね。
飲泉もできます。ぬるめのお湯なので長湯で来て、体がポカポカ温かい。いいお湯でした。
再び戻ってきました、お倉が浜です。やっぱり良い波です。特に夕方は良い波です。風が止みますから波がまとまります。ただし、夕方になるとローカルが終結してきます。波の取り合いが激しい。厳しい波乗りです。
お倉が浜の波が小さくなってきたので木崎浜まで下ってきました。
ダンパーの波が多いですが、切れた波を狙うと遊べそうな予感。着替えている時に、海に入っているサーファーがチューブをメイクしました。それを見て、俄然テンションマックス、、、とはならず、「大丈夫かな?」と弱気の虫がうずきます。なんとか抑えて入水。
そして、とうとうやりました。私もチュームをメイクしました。たまたまだし、まぐれだし、運だし、、、でも、チューブライディングした事は紛れもない事実。サーフィン最高です。
これで、有終美の飾れたので宮崎を後にし800kmのロングドライブの末に実家に戻ってきました。
今回は、波乗りメインというよりも、温泉メインで行動しました。が、予想以上に波があったので、温泉+波乗りで半々ぐらい楽しめた。というよりも、温泉100%+波乗り100%楽しめました。宮崎の方に「波運があるで」と言われました。自分で考えても波運があるとおもいます。本当に楽しくて満足したトリップになりました。あざ~~~す。